中村雄暉ブログ

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DEATH NOTEを読んだ感想

DEATH NOTEを読んだ感想-中村雄暉ブログ

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この作品の最大の魅力は、主人公の夜神月と敵対するLの頭脳戦にあると思います。死神の手によって人を殺す能力を得た月が、世界の罪人を裁くために数々の殺人を重ねていきますが、それに対し世界的名探偵Lが月の正体を暴こうと立ち向かっていく様は、非常に筋立ての練られた知的興奮ミステリーとなっています。

月とLの激突における心理戦は必見で、二人が示す卓越した頭脳に引き込まれていきます。二人が示す執念や信念の対決こそが本作の見所であると言っても過言ではないでしょう。その頭脳戦と同時に、死神リュークとLの後継者ニアの登場で、物語はさらなるドラマチックな展開を遂げます。

事件の真相に迫るほど月の正体が明らかになっていく過程は見応えがあり、ラストで明かされる月の真意は読者を驚かせることでしょう。知能犯罪ものの金字塔と言えるであろう本作。唯一無二の名作だと思います。続編の製作も望まれるほど、非常に飽きのこない作品构成となっている作品です。