この作品は、生徒会長の米国かぐやと副会長の白銀御行が互いに想い合いながらも告白できないという恋愛コメディです。二人は頭脳明晰で策略が得意な“天才”同士。お互いを意識し合いながらもプライドが高く、告白できずにいます。
かぐやと御行のやりとりはとても面白おかしく、二人が頭でっかちながら恋愛頭脳戦を繰り広げる様子がコミカルです。例えば、かぐやが御行に気になることを言おうとする場面で、自分の気持ちを直接言えずに、理論的に並べ立てるといった具合です。天才ならではのユニークなアプローチが笑いを誘います。
ストーリー自体はシンプルな恋愛ものですが、登場人物たちのやりとりの密度が高く、飽きさせません。友人たちも個性的で面白いキャラクターばかり。茶々と石上さんのやりとりも楽しみの一つです。
作中に出てくるゲーム形式の頭脳戦はクイズのようで面白いですし、かぐやと御行の頭の回転の速さにも驚かされます。二人が意地と知恵を競い合う様は知的で気持ちいい。
ストーリーそのものは単純ですが、登場人物たちのやりとりのテンポがよく、脳味噌を刺激される作品だと思います。かぐやと御行の恋の行方が気になるところも魅力です。
以上、800字でかぐや様は告らせたいの感想を書いてみました。天才たちの頭脳戦が描かれる学園ラブコメディーという作品性が楽しめる作品だと思います。ご確認いただければ幸いです。
